GEヘルスケアはこのほど、米セントルークス大学ヘルスネットワークから、AI搭載のコンピューター断層撮影(CT)システム21台の導入について、3000万ドル(約42億円)で受注したことを明らかにした。
GEヘルスケア社のスキャナーは、幅広い臨床アプリケーションを提供しており、「スマート・サブスクリプション」を活用することで、既存システムとのシームレスな統合を可能にし、AIおよびソフトウェアの定期的なアップデートによりスキャナーの能力を向上させることができる。GE HealthCare US and Canadaの社長兼CEOであるCatherine Estrampes氏は、「GEヘルスケアは、彼らのネットワーク全体に最先端のCT技術を提供できることを光栄に思っている」と述べている。
GEヘルスケアの先端CT技術にはSnapShot Freezeが含まれ、これは心臓CT向けの自動動き補正技術で、スキャナーの高速回転と広い撮影範囲により、心拍数に関係なく1回の心拍で心臓の全体像を撮影することができる。時間分解能を向上させ、モーションアーチファクトを抑制する同技術は、心臓の構造観察をさらに明瞭にすることができる新技術として期待される。
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