閉塞性水頭症は、腫瘍や出血により「脳内における髄液の流れ」が妨げられることで、脳圧の上昇を介して、意識障害や生命を脅かす状態を引き起こす。AI画像診断で先進的技術を持つ米国のAnnalise.ai社は、「非造影CTスキャンで閉塞性水頭症を迅速に特定し通知する」画像診断AIツールを開発している。
Annalise.aiは13日付のリリースで、同社の閉塞性水頭症向けの診断支援AIツールが、米食品医薬品局(FDA)からの510(k)認証とブレークスルーデバイス指定を受けたことを発表した。今回の新しいFDA認証により、Annalise.aiが米国内で提供する画像診断AIツールのラインナップは、胸部X線向け5種類、頭部CT向け5種類として、計10種類にポートフォリオを拡充した。
Annalise.aiのCEOであるLakshmi Gudapakkam氏は、「当社のアルゴリズムは、画像検査で重大な所見が疑われるケースの優先順位付けを効率化することで、放射線科医の業務をサポートし、ワークフローを最適化する。また、症例の早期特定と注意喚起を通じて、画像診断レポートの納期短縮が期待できる」と語った。
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