Siemens Healthineersは、現在開催中の北米放射線学会(RSNA)において、生成AIの利用に関するアイデアとプロトタイプ品の発表を行った。
生成AIの躍進が続いており、AIが既存のデータセットを分析できるだけでなく、それらを用いて新しいコンテンツを作成できることを日々強力に示している。実際、多くの企業が、テキストや画像生成の分野で生成AIを利用している。Siemens Healthineersは、画像やテキストのアプリケーションに焦点を当てるだけでなく、それらを組み合わせることで、医療画像の解析、レポートの自動作成、重要度に応じた優先順位づけ、などを一貫して行おうとする。また同社は、カスタマーサービスやサポート、医療スタッフのトレーニングに使用する生成AIにも取り組む。
生成AIを、いわゆる「スマート・イメージング・バリューチェーン」の重要な一部と捉えている。これには、患者の病歴からレポートまで、画像処理プロセス全体に沿ったインテリジェントなデータ統合が含まれる。画像診断部門の責任者を務めるAndré Hartung氏は「当社の製品と、それらが生成する膨大な画像およびテキストデータのおかげで、当社はユニークな立場にある。臨床医は、医療上の問題や患者により集中することができるようになる」と述べ、生成AIの医療適用を積極推進する方針を強調している。
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