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Caption Health – AIガイド下超音波システムの更なる普及へ

米カリフォルニア州に本拠を置くCaption Healthは、AIによるリアルタイムナビゲートにより、心臓超音波検査への習熟が無い者でも「診断に寄与する高品質な画像」を得ることのできるシステムを提供する。本年2月には米食品医薬品局(FDA)の承認を取得しており(過去記事)、臨床現場における一般的システムとしての道のりを確かに歩み始めている。

Caption Healthが15日公表したところによると、同社のシリーズBラウンドとして5300万ドルの資金調達を完了したという。このラウンドにおいては、既存の投資家であるDCVCに加え、Atlantic BridgeやEdwards Lifesciencesなどが新たに加わった。DCVCのArmen Vidian氏は「Caption Healthは、血圧測定などと同様にして、心臓超音波が日常診療におけるルーチン検査となる未来を見据えている」と話す。

心臓超音波は非侵襲的検査であると同時に、心臓の形態や機能を的確に評価できる点で重要性が高い。一方でその実施には比較的高度な修練を要することもあり、非専門医にとっての敷居は非常に高かった。Caption HealthのAIソフトウェアは現在、Terasonの「uSmart 3200T Plus」と呼ばれるポータブル超音波システムに統合されており、肺・血管・腹部を含め幅広い臨床アプリケーションを提供している。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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