Vuno – 韓国における医療AIトップリーダーの現在地点

韓国における医薬品体系の規制当局であるMFDSは、医療AI領域で初めてVunoに承認を与えて話題を呼んだ。韓国における医療AIマーケットは黎明期と言えるが、Vunoの国内トップリーダーとしての地位は揺るぎないものとなっている。

VunoはCTやMRIなどをはじめとする医用画像の解析AIに高い技術力を持ち、8つの医療AIソリューションについてMFDS承認を取得している。韓国電子カルテ市場における主要プレイヤーであるUBcareとパートナーシップを締結するなど、多くの製薬企業・医療機器メーカーとの協調を進めている。また、近年はグローバル展開を加速させており、台湾の大規模ヘルスケアプロバイダー・CHC Healthcare Groupとの提携によって、Vunoのソリューションは台湾の50を超える医療機関群への独占的供給が行われている(過去記事)。日本国内ではエムスリーとの提携でも衆目を集めた(過去記事)。

Vunoは先週、韓国市場において新規株式公開(IPO)を行った(過去記事)。医療AI特化企業がIPOに至るのは世界的にも稀有な例で、今後の動向にも大きな注目が集まっている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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