保険業界向けの自動化・最適化AIソリューションを提供するShift Technologyは6日、同社のシリーズDラウンドとして、新たに2.2億ドル(約240億円)の資金調達を行ったことを明らかにした。これによってこれまでの調達額は3.2億ドルにおよび、時価評価額は10億ドルを超えることとなる。
Shift Technologyによるニュースリリースによると、Advent Internationalが主導したシリーズDラウンドには、Avenir、Accel、Bessemer Venture Partners、General Catalyst、Iris Capitalなどが名を連ねた。新たな調達資金は「AIおよびデータサイエンスを主要保険プロセスに適用することで、顧客体験に革命を起こす」という同社ビジョンの推進に活用される。
Shift Technologyは現在、25カ国100を超える保険会社にサービスを提供しており、これまで延べ20億件もの保険金請求を分析した実績を持つ。同社CEOのJeremy Jawish氏は「AIシステムは保険契約を巡るあらゆるプロセスを自動化・最適化するが、我々はまだ実現可能性のある領域のほんの一部を達成したに過ぎない」としており、さらなる飛躍を目指すことを明らかにしている。
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