シンガポールのTricog社 医師の心臓病診断を補助するAIを運用

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シンガポール発の医学研究スタートアップTricog社は、独自で開発したAI技術を用いることで、短期間での心臓病診断が可能になったと発表した。Tricog社は、さまざまな医療機関と提携し、大量の臨床データをもとに診断の効率化を目指している企業で、今回の研究もその一環として行われている。

Tricog社は、AIによる診断は、あくまで医師の診断を補助するものであるという方針をとっており、人間ができる仕事とAI技術をうまく融合した技術を開発している。CONNECTED to INDIAによると、今回の研究でTricog社が用いたのは患者の心電図のデータで、このデータを暗号化したあと、クラウドに送信し、機械学習を取り入れたAIによって診断を行うという。さらに集められたデータを管理する部署には、20人からなる医者のチームが常駐しており、AIの診断結果をみて患者の状態を判断し、最寄りの医療機関に連絡する仕組みになっている。

PanARMENIAN Netによると、Tricog社の創設者であるCharit Bhograj氏は、このサービスはインド、インドネシア、マレーシアなどを含む12もの国で使用可能で、これまですでに150万人もの患者を診断したと述べた。これからは小さな島国などで同様のサービスを提供できるように研究を進めていくという。