Google傘下DeepMind 眼科疾患スクリーニングデバイスの実用化へ

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Google傘下であるDeepMindが、AIを利用した網膜スキャンシステムを開発したことを過去に報じているが(過去記事)、先週、このプロトタイプを利用したデモンストレーションが公開された。

英テックメディア・Siliconが1日報じたところによると、このデバイスは英Moorfields Eye Hospitalとの3年間に渡る共同研究によるもので、約30秒で網膜疾患の詳細なスクリーニングを高精度に行うことができたという。AIアルゴリズムの構築・精度に関しては、昨夏、学術誌Nature Medicineにて成果が公開されている。

AI利用はヘルスケア領域において急速な拡大をみせているが、医療機器としての承認を受けているものは非常に限定的である。本システムについても、臨床試験の実施と承認取得が欠かせないことが指摘されているが、実臨床利用に向けての着実な前進を示した形となった。

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TOKYO analytica
TOKYO analyticaは、データサイエンスと臨床医学への深い造詣を武器とし、健康に関するあらゆるモノ・コトのエビデンス構築・普及をお手伝いするメディカルコンサルティングプロジェクトです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。専門はメディカルデータサイエンス。ロンドンでのベンチャーエンジニアを経て、英国内の大学で医療データベース研究に従事。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。