UCLA 医療データの統合にMicrosoft Azureを利用開始

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は、大量の電子カルテデータと研究用データの統合に向け、UCLA Healthの標準プラットフォームとしてMicrosoft Azureの利用を開始した。これにより、UCLA Healthに所属する研究者・臨床医たちは、同プラットフォームを介したクラウドベースのデータ管理・解析を実現することとなる。

EHRIntelligence.comが4日報じたところによると、UCLAは効率的な医療データ統合と解析を通し、新しい医学研究成果を精力的に示していくため、Microsoft Azureの導入を決めたという。UCLA Health Sciences のCIO・Michael Pfeffer氏は「統合される医療情報には、血液検査や医薬品情報などの構造化データだけでなく、医療文書や医療画像、ゲノム情報などの非構造化データも含まれる」とし、研究利用を前提とした包括的なデータ管理を目指すことを明確にしている。

医療情報は最も高度な個人情報のひとつにあたり、法整備の遅れを背景として、データ管理・解析のクラウドベース化は依然として進んでいない。一方、クラウドコンピューティングが提供する高速演算環境による処理速度の大幅短縮や、遠隔地との研究協力を容易に実現できる点など、医学研究、特にAIを利用したデータベース研究との親和性は非常に高い。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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