医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例患者・医療者サポートへのAI活用事例docandu - 個人カルテ記録に基づいた医学的アドバイスを行うAIアプリ

docandu – 個人カルテ記録に基づいた医学的アドバイスを行うAIアプリ

英国において新しいAIアプリ「docandu」が公開された。これは、これまで医療機関ごとに蓄積されていた患者個人の医療記録をクラウド上に保管し、患者自らが自由に参照できるようにするもの。また、搭載されたAIは患者からの健康関連の質問に対し、個人医療記録に基づく個別化された回答を行うことができる。

The Daily Starは今月、このAIアプリの詳細を報じている。docanduの利用によって患者記録の参照性が高まり、医療情報の有効利用が促進されるだけでなく、遠方の専門医に対しても高速・安全にデータを共有できることから、セカンドオピニオンや遠隔診療の幅を広げるものとしても期待される。

英国においてもCOVID-19の感染拡大に伴う外出・活動制限は深刻で、急を要さない診療・手術に関する予約は全て延期となるなど、医療機関の体勢にも大きな変化がみられる。さらに、多くのGP surgery(英国の一般的診療所)も一時閉所しており、市民の日常的な傷病管理は危機的状況を迎えようとするなか、在宅で医学的アドバイスを得られるバーチャルケアシステムへの需要は益々大きくなっている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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