伊CINECA – 世界最速のAIスーパーコンピュータ「Leonardo」を構築

イタリアの大学間コンソーシアムであるCINECAは、14,000に及ぶNVIDIA製GPUを搭載した世界最速のAIスーパーコンピュータ「Leonardo」を構築することを発表した。Leonardoは、材料工学から高エネルギー物理学、気候変動に至るまで、多分野での科学的課題解決に貢献する見込みとなる。

NVIDIAによるプレスリリースによると、Atosの協力により構築される新しい「Leonardo」システムは、半精度浮動小数点演算(FP16)を10エクサフロップスで実行するAI性能を備えるという。14,000もの「NVIDIA Ampere アーキテクチャ」ベースのGPUを備えたLeonardoにより、イタリアはAIおよびハイパフォーマンスコンピューティング研究、イノベーションにおける世界的リーダーとなることを目指す。

Leonardoを調達するのは、欧州でエクサスケールのスーパーコンピューティングを開発するEuroHPCで、伊大学研究省(Italian Ministry of University and Research)を通じて欧州委員会から資金が提供される。NVIDIAでソリューションアーキテクチャおよびエンジニアリング担当副社長を務めるMarc Hamilton氏は「EuroHPCのテクノロジーロードマップにより、HPCとAIの急速な成長およびイノベーションへの扉が開かれようとしている」と述べる。

前の記事「AI-RADS」米ダートマス大が取り組む放射線科医のAI教育
次の記事健康の人種格差解消の鍵は地域の理髪店に
TOKYO analytica
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。