サウジアラビアの国立人工知能センター(NCAI)は、同国における国家的AI開発戦略において、中国の通信機器大手・Huaweiとのパートナーシップを公表した。NCAIはAI開発や戦略を実行する主導機関であり、Huaweiはサウジアラビアにおけるヘルスケアや都市管理、エネルギー、製造、輸送、ロジスティクスなど500に及ぶ多彩なAIプロジェクトに関与することが期待されている。
このほどHuaweiが行ったニュースリリースによると今回のパートナーシップは、サウジアラビアが積極的に進める「民間セクターが保有する先端ソリューションとグローバルな視野の取り込み」の一環であるという。サウジアラビアはAI領域に関して企業・研究機関など適切なテクノロジーパートナーを多方面に求めており、独自の人材プール強化を通した「AIによる新しい成長戦略の確立」を目指す。
Huawei Middle EastのCharles Yang社長は「当該機関との協力によってこれら技術ドメイン全体で新しい価値を創造し、地元のAI開発者や業界パートナーとの協力を通して、サウジアラビアをデータ主導型経済に変革することを楽しみにしている」と述べた。