米南カリフォルニア大学(USC)とAmazonは、プライバシーとセキュリティに焦点を当てた新しい共同研究センターの設立を公表した。南カリフォルニア大学内に設置される「The Center for Secure and Trusted Machine Learning」では、プライバシー保護を担保した機械学習ソリューションとそのアプローチ開発に関して、USCとAmazonの研究者たちを強力にサポートする。
このほどUSCが明らかにしたところによると、同センターでは機械学習領域におけるプライバシーとセキュリティに関する種々の基礎研究が進められるという。また、当該領域で研究する博士課程学生向けにフェローシップを提供するが、これは単に経済的なメリットがあるだけでなく、「Amazon ML Fellows」を名乗ることで学生は「業界とソリューション主導型研究についての多大な理解」を外的にも示すことができるようになる。
AmazonのPrem Natarajan氏は「Amazonでの私たちの使命は、地球上で最もお客様を大事にする企業となることだ。そんな我々にとって、顧客の信頼は欠かせない。AmazonとUSCの優秀な人材が共同し、プライバシーとセキュリティを保護する機械学習の画期的な進歩を推進することを嬉しく思う」と話す。