イスラエル・テルアビブを本拠とする医療AIプロバイダーであるAidocは13日、同社のシリーズCラウンドとして6600万ドルの資金調達を行ったことを明らかにした。これにより2016年設立のAidocは、調達総額として1億4000万ドル(約155億円)となる。
Aidocのプレスリリースによると、General Catalystが主導したこのラウンドは、Square Peg Capitalが主導した2700万ドルのシリーズBラウンドから2年後にあたるという。Aidocは医用画像解析AIに特化したプロダクト開発を進め、脊椎骨折や肺塞栓症など、複数のスクリーニングAIについて米食品医薬品局(FDA)の承認を取得している。同社は今回の調達資金により、画像領域横断的なAIプラットフォームへの拡張を計画する。
General CatalystのマネージングディレクターであるChris Bischoff氏は「Aidocには、AIを使用して医用画像から標準治療を変革するという大胆なビジョン、またそれを達成するための具体的な計画の両者が備わっていることは明らかだ」とし、Aidocがもたらすヘルスケアの未来に大きな期待を寄せる。
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