医療画像AIのリーディングプロバイダーであるAidocは26日、同プラットフォームにScreenPoint Medicalの乳房画像診断AIを組み込むことを明らかにした。AidocのAIソリューションは世界600の医療機関に提供されているが、今回の新たなモダリティ対応によって、その価値をさらに高めようとしている。
同社が26日明らかにしたところによると、ScreenPoint MedicalのAIアルゴリズムであるTransparaは、2Dおよび3Dマンモグラフィについて医師の読影精度を向上させることを支援し、乳がんの早期検出や読影時間短縮に貢献するという。Transparaによる画像分析では独自の検査スコアが生成され、がんリスクの高い症例がスキャンされた場合、読影医に対して警告を発することができる。Aidocの事業開発担当副社長であるTom Valent氏は、「ScreenPoint Medicalのプロダクトを当社の強力なAIプラットフォームに組み込むことで、統一されたシームレスな多分野横断AIの一部として、主要な臨床ユースケースに価値を提供できることを楽しみにしている」と述べる。
ScreenPoint Medicalは、一貫して乳がんスクリーニングに向けたAIソリューション開発に取り組んできた。現在、マンモグラフィと乳房トモシンセシス読影におけるAIとして業界をリードするTransparaは、25カ国200以上のクリニックで利用されている。
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