米国・英国・カナダの規制当局が協力し、「AIを組み込む医療機器の使用に際した10の原則」を明らかにした。これは「機械学習の良い実践方法:good machine learning practices (GMLP) 」を開発するための基礎に資するもので、急速に進歩する医療AI領域の成長に向けた指針となる。
英政府が27日明らかにしたところによると、この原則は、1. 他分野で実証されているgood practicesの取り込み 2. ヘルスケア領域への適用に向けた他領域における慣行の調整 3. ヘルスケア領域に特化した新しいpracticesの作成 等を目的に利用されることを期待するもの。指針内ではGMLPの重要な要素を網羅しており、具体的には、臨床ワークフローへのモデル統合の意図を深く理解することや、期待される利益とそれに伴う患者リスクを理解すること、トレーニングデータおよび検証データへの理解、などを求めている。
英政府は「責任あるイノベーションを進め、より広範なセクターに力を与えるためには、強力な国際的パートナーシップが不可欠であると考える。我々はこの分野において、米食品医薬品局やカナダ保健省、そして他国との継続的な共同作業と連携を進める」としている。
なお、指針全文はこちらから確認することができるので、参照のこと。
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