医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例AIを巡る医療経済・政策米英加による共同声明「医療AI使用における10の原則」

米英加による共同声明「医療AI使用における10の原則」

米国・英国・カナダの規制当局が協力し、「AIを組み込む医療機器の使用に際した10の原則」を明らかにした。これは「機械学習の良い実践方法:good machine learning practices (GMLP) 」を開発するための基礎に資するもので、急速に進歩する医療AI領域の成長に向けた指針となる。

英政府が27日明らかにしたところによると、この原則は、1. 他分野で実証されているgood practicesの取り込み 2. ヘルスケア領域への適用に向けた他領域における慣行の調整 3. ヘルスケア領域に特化した新しいpracticesの作成 等を目的に利用されることを期待するもの。指針内ではGMLPの重要な要素を網羅しており、具体的には、臨床ワークフローへのモデル統合の意図を深く理解することや、期待される利益とそれに伴う患者リスクを理解すること、トレーニングデータおよび検証データへの理解、などを求めている。

英政府は「責任あるイノベーションを進め、より広範なセクターに力を与えるためには、強力な国際的パートナーシップが不可欠であると考える。我々はこの分野において、米食品医薬品局やカナダ保健省、そして他国との継続的な共同作業と連携を進める」としている。

なお、指針全文はこちらから確認することができるので、参照のこと。

関連記事:

  1. WHOの新指針 – 医療AIの倫理およびガバナンス
  2. 「循環器AIは善か悪か」- 欧州心臓病学会での議論
  3. 患者が抱く「医療AIへの6つの想い」
  4. 米FDA – AI医療機器リストを公開

TOKYO analyticahttps://tokyoanalytica.com/
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
RELATED ARTICLES

最新記事

注目の記事