MayaMD – AIヘルスアシスタントをテレビに統合

医療AI企業のMayaMDは、ヘルスアシスタントとして機能するAIアプリケーション「Maya」を提供しており、これは言語ベースの症例情報から、重症度判定と受診先選定などに強力なトリアージ性能を示すものだ。同社は5日、LGの北米イノベーションセンターにあたる「LG NOVA」との新たなコラボレーションを発表した

同社が明らかにしたところによると、MayaをLGのスマートテレビに統合することにより、より簡便で費用対効果の高い患者ケア・管理を実現するという。当初は心血管疾患を対象とし、パイロットプロジェクトによって「テレビを介して健康情報を提供すること」の影響と効果を評価する予定としている。MayaMD の共同設立者であるVipindas Chengat氏は「我々は医療をより良いものにするため、この技術が提供し得る可能性を理解し始めたばかりだ。LG NOVAと協力して実現しようとする未来に強い興奮を覚える」と語る。

米疾病予防管理センター(CDC)によると、心疾患は米国成人の死亡原因第1位であり、年間65万人がこれを直接死因として亡くなっている。Mayaは理解しやすいフォーマットで情報に直接アクセスできるため、自身の健康を管理し、より良いケアを望む人々にとって歓迎されるリソースとなる可能性がある。現在Mayaは、「8,600以上の診断に関する詳細な情報」を提供でき、臨床医による医療サービスと容易に統合できるため、専門ケアへの入り口としてその機能を発揮している。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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