医療AI企業のMayaMDは、ヘルスアシスタントとして機能するAIアプリケーション「Maya」を提供しており、これは言語ベースの症例情報から、重症度判定と受診先選定などに強力なトリアージ性能を示すものだ。同社は5日、LGの北米イノベーションセンターにあたる「LG NOVA」との新たなコラボレーションを発表した。
同社が明らかにしたところによると、MayaをLGのスマートテレビに統合することにより、より簡便で費用対効果の高い患者ケア・管理を実現するという。当初は心血管疾患を対象とし、パイロットプロジェクトによって「テレビを介して健康情報を提供すること」の影響と効果を評価する予定としている。MayaMD の共同設立者であるVipindas Chengat氏は「我々は医療をより良いものにするため、この技術が提供し得る可能性を理解し始めたばかりだ。LG NOVAと協力して実現しようとする未来に強い興奮を覚える」と語る。
米疾病予防管理センター(CDC)によると、心疾患は米国成人の死亡原因第1位であり、年間65万人がこれを直接死因として亡くなっている。Mayaは理解しやすいフォーマットで情報に直接アクセスできるため、自身の健康を管理し、より良いケアを望む人々にとって歓迎されるリソースとなる可能性がある。現在Mayaは、「8,600以上の診断に関する詳細な情報」を提供でき、臨床医による医療サービスと容易に統合できるため、専門ケアへの入り口としてその機能を発揮している。
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