医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例医療系AIスタートアップ・ベンチャー企業の動向Miiskin – 皮膚画像診断プラットフォームを欧州研究者に無償アクセス化

Miiskin – 皮膚画像診断プラットフォームを欧州研究者に無償アクセス化

デンマークの「Miiskin社」は、スマートフォン向けアプリを中心として、皮膚の画像診断プラットフォームを提供している。同社は皮膚疾患研究に資金提供する慈善団体「British Skin Foundation(英国皮膚財団)」とパートナーシップを結び、現在、英国内100以上の病院で患者向けにアプリ提供が推奨されている。

Miiskinは更なるコラボレーション強化のため、英国および欧州内の研究者に同社アプリへの無償アクセスを提供すると明らかにした。AIを搭載したMiiskinアプリは皮膚疾患の記録と追跡を行い、皮膚科医や研究者向けのプラットフォーム「Miiskin PRO」には患者の皮膚状態における高解像度画像の共有機能や、デジタルマッピングによる位置追跡、臨床問診機能などが含まれている。

Miiskinの遠隔皮膚診療プラットフォームは、2021年には米国の皮膚科医向けに発売されていた。今回のプロジェクトによって、欧州内で同社技術を学術研究目的での無償利用が可能となる。なおMiiskinの一般向けアプリは日本国内向けにローカライズされていないものの、7日間の無償トライアルと、その後の有償サブスクリプションへの移行が可能となっている。

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1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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