AWS – AIによる臨床試験管理プラットフォームの強化

分散型臨床試験のための技術開発とコンサルティングサービスを提供するTHREADはこのほど、Amazon Web Services(AWS)との新たな協業を発表した。AWSは、THREADプラットフォームの機能強化開発を支援し、臨床試験における高品質なデータ取得を介した「より迅速かつ効果的な臨床試験」の実現を目指す。

THREADの公表によると、同社はAWSプロフェッショナルサービスと連携し、高度な機械学習アーキテクチャとAIモデルの設計により、リアルタイムデータ捕捉やデータワークフローなどのプロセスを自動化する。これらは研究参加者のアクセスを改善するとともに、初期セットアップ時間を最大30%短縮することで、共同作成された臨床試験の開始能力を加速させる。また、研究参加者のデータ事前入力の際における非効率性の30%削減、および最大25%のコスト削減を達成し、データ取得の最適化とデータ検証の負担を大幅に低減することも目的の1つとしている。

AWSで、ヘルスケアおよびライフサイエンス部門を率いるDan Sheeran氏は「AWSが有する機械学習およびクラウド関連技術により、プロセスの自動化と非効率性の低減を実現し、臨床試験のモニタリングとサポートに取り組むTHREADを強力に支援することができる」と述べている。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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