米カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)は、AIソフトウェア企業のMelax Techと協調し、UCIの研究者が「自然言語処理(NLP)による電子健康記録(EHR)分析」を行える環境を構築した。
このほどMelax Techが明らかにしたところによると、同社のNLP製品をUCIのヘルスデータサイエンスプラットフォームに組み入れ、研究者がEHRにあるフリーテキストの臨床データを容易に分析できる環境を構築した。これを活用した最初のNLP研究では、医療システム内の患者の安全性と転帰改善に焦点を当てる。
UCI Health Affairsで研究情報責任者を務めるKai Zheng氏は、「UCIの研究者間では、最先端のNLP技術を使用し、フリーテキストの臨床ナラティブデータを分析する機能が強く望まれてきた。我々の医療システムが過去20年間に蓄積した膨大な量のフリーテキストデータを活用し、研究者の研究課題を強力に進めるため、Melax TechのAI分析ツールを導入する機会を得られたことを嬉しく思う」と述べている。
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