米ミズーリ州カンザスシティに本拠を置くRedpoint Summitは、医師ごとへの「電子カルテのパーソナライゼーション」を通して、電子カルテに費やす時間の効率化による燃え尽き症候群の発症軽減を狙う。
2021年に設立されたRedpoint Summitは1日、医師の電子カルテ使用パターンを捉え、個別最適化する新しいプロダクトのリリースを公表した。これは、AI分析による医師の評価と使用パターンの特定により、合理的なコンテンツの再構築を行うことで、電子カルテ利用に伴うフラストレーションと時間を削減するというもの。同社は、ネブラスカ州オマハのNebraska Medicineとパートナーシップを結び、製品開発と臨床評価を続けてきた。
米国医師会の公表によると「医師は、患者と対面で話す時間の最大で2倍をカルテ記録に消費している」という。電子カルテ周りの不効率を軽減し、いかに医師の燃え尽きを防ぐかは、近年の臨床現場における主要な課題の1つに挙げられている。
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