Numares Healthはドイツ発の医療用診断機器メーカーで、長く米メイヨークリニックとの臨床研究協力を行ってきた。同社はこのほど、AI対応診断機器の開発においてより強力なパートナーシップを構築し、メイヨークリニックによる投資の受け入れを含めた関係強化を進める旨を明らかにした。
Numerasはこれまで、メタボロミクスやその他のバイオマーカーに機械学習を適用することで、疾患診断や進行度評価を支援するための新しい検査手法を確立してきた。特に、次世代核磁気共鳴分光法を用いて代謝コンステレーションを評価するAXINONシステムと、分光法を可能にする独自の磁気グループシグナリング(MGS)技術の開発で注目を集める。メイヨークリニックとの関係強化を通し、来年早々での新しい腎機能検査(AXINON GFR)と心疾患リスク検査(AXINON lipoFIT)の2つのFDA 510(k)承認を目指している。
メイヨークリニックのAllan Jaffe氏は「研究協力の拡大とNumerasへの資金投入により、この新しく破壊的となり得る検査手法の理解を深め、新しい診断検査を構築し、メイヨー・クリニックが患者および医師により良いサービスを提供できるようになるだろう」とする。
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