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GEヘルスケア – AI搭載CTシステムを3000万ドルで受注

GEヘルスケアはこのほど、米セントルークス大学ヘルスネットワークから、AI搭載のコンピューター断層撮影(CT)システム21台の導入について、3000万ドル(約42億円)で受注したことを明らかにした

GEヘルスケア社のスキャナーは、幅広い臨床アプリケーションを提供しており、「スマート・サブスクリプション」を活用することで、既存システムとのシームレスな統合を可能にし、AIおよびソフトウェアの定期的なアップデートによりスキャナーの能力を向上させることができる。GE HealthCare US and Canadaの社長兼CEOであるCatherine Estrampes氏は、「GEヘルスケアは、彼らのネットワーク全体に最先端のCT技術を提供できることを光栄に思っている」と述べている。

GEヘルスケアの先端CT技術にはSnapShot Freezeが含まれ、これは心臓CT向けの自動動き補正技術で、スキャナーの高速回転と広い撮影範囲により、心拍数に関係なく1回の心拍で心臓の全体像を撮影することができる。時間分解能を向上させ、モーションアーチファクトを抑制する同技術は、心臓の構造観察をさらに明瞭にすることができる新技術として期待される。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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