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ニューヨーク市 – データサイエンスセンターを設立

米ニューヨーク市はこのほど、医療・公衆衛生・社会サービスのデータを連携させることで、ニューヨーク市の集団健康サーベイランスを強化し、転帰を改善することを目的とした新センターの設立を明らかにした

ニューヨーク市保健精神衛生局(DOHMH)が設立する同センターは、「Center for Population Health Data Science」で、集団の健康を改善するための大規模事業の一環となる。データの民主化・近代化、健康の公平性、政策立案への取り組みを促進することが期待される。ニューヨーク市の広範な緊急事態への備えと対応準備として、特に感染症と集団発生への対応に重点を置くという。さらに、慢性疾患やメンタルヘルスが、ニューヨーク市の多様な住民の健康、幸福、寿命にどのような影響を与えるかも調査する。

データの可視化とコミュニケーション、モデリングと予測、異種データのマッチングと分析、データガバナンスとプライバシー、AIの活用など、複数の戦略的能力の構築と強化にフォーカスし、事業を展開していく。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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