米ニューヨーク市はこのほど、医療・公衆衛生・社会サービスのデータを連携させることで、ニューヨーク市の集団健康サーベイランスを強化し、転帰を改善することを目的とした新センターの設立を明らかにした。
ニューヨーク市保健精神衛生局(DOHMH)が設立する同センターは、「Center for Population Health Data Science」で、集団の健康を改善するための大規模事業の一環となる。データの民主化・近代化、健康の公平性、政策立案への取り組みを促進することが期待される。ニューヨーク市の広範な緊急事態への備えと対応準備として、特に感染症と集団発生への対応に重点を置くという。さらに、慢性疾患やメンタルヘルスが、ニューヨーク市の多様な住民の健康、幸福、寿命にどのような影響を与えるかも調査する。
データの可視化とコミュニケーション、モデリングと予測、異種データのマッチングと分析、データガバナンスとプライバシー、AIの活用など、複数の戦略的能力の構築と強化にフォーカスし、事業を展開していく。
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