ニューヨーク最大のヘルスシステムが狙う医療DX

ニューヨーク州最大の医療機関であるNorthwell Healthはこのほど、Google Cloudとの提携を発表した。クラウドとAIを活用したサービス変革により、ケアの効率を高めるとともに、コミュニティに対する公平で質の高いケア提供を目指す。

Northwell Healthの公表によると、具体的な変革項目には、診察予約などスケジューリングのデジタル化、保険支払いプロセスの自動化、AIによる医療情報の要約などが含まれている。Google Cloudが提供する既存システムを取り込むだけではなく、医療キャパシティを考慮したリソースの計画的配分のため、機械学習モデルに基づく新たなリスク指標の創出も狙う。

Northwell Health CEOのMichael Dowling氏は「デジタルトランスフォーメーションは、当ヘルスシステムにおける『優れた臨床能力をさらに向上させる』という長期目標にとって不可欠だ」と述べ、Googleとのパートナーシップによって道筋を最適化できることを強調する。Northwell Healthは21の病院と850の外来診療所、12,000人を超える医師ネットワークを有する大規模ヘルスケアプロバイダーであり、同州最大の民間雇用主としても知られる。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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