米オハイオ州で大規模に医療を展開するMercy Healthはこのほど、Viz.ai(過去記事参照)との提携により、脳卒中の迅速な発見と通知を可能とするAIシステムの運用開始を明らかにした。
急性期脳梗塞を含む脳卒中の早期発見と早期治療は、患者の予後改善のための大きな鍵となる。一方、その的確な診断は時として容易ではない。Viz.aiが提供するクラウドベースのAIシステムは画像上に脳卒中の疑いを認める場合、専門家に警告を発することで、より早い段階での診断と治療開始を可能とする。モバイルインターフェースを通じて、ケアチームはリアルタイムで連携し、スキャンの分析と最適な治療方針を決定することができるようになることを見込む。
Mercy Health Springfieldで神経内科部長を務めるChase Collins医師は「この新しいテクノロジーは、最適な治療方針を決定しつつ、スタッフが安全にコミュニケーションを取って治療を同期化することを可能にする。患者と地域社会により優れた脳卒中治療を提供することになるだろう」と述べている。
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