米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、心臓の構造と機能を経時的に評価可能な、ウェアラブル超音波装置を開発した。切手サイズのこのデバイスは、最大24時間駆動し、激しい運動中でも機能することを特徴とする。
同大学の公表によると、高い空間分解能と時間分解能、コントラストを備えたこの技術により、高品質でリアルタイムの心臓イメージングを実現するとともに、運動時にも測定可能というユニークな設計によって潜在的な活用シーンの幅を広げているという。
ナノエンジニアリングを専門とするSheng Xu教授は「目標は、超音波検査をより多くの人が利用できるようにすることだ」と述べており、場所や時間に制限を受けることなく、持続的な心評価を広く提供することを目指す。独自のAIシステムは心臓のポンプ機能を正確に評価できることを示しており、今後の発展に大きな期待が集まっている。
参照論文:
A wearable cardiac ultrasound imager
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