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涙から細菌を分析 スマートフォンを医用顕微鏡に変える技術

イスラエルのスタートアップ・Diagnoz.meは、スマートフォンを高性能な医用顕微鏡に変えてしまう技術の開発に取り組んでいる。臨床研究の実施を目前にする同社の革新的な技術は、結膜炎で病院にかかる時代を過去のものにしようとしている。

イスラエルメディア・ISRAEL21cが18日報じたところによると、この技術では、使い捨て小型チップの上に涙・尿などの体液を垂らし、スマートフォンで撮影することで高精度に細菌を識別することができるという。CEOのAriel Livne氏は「私たちの画像解析ソフトウェアは、10万ドル以上のハイエンド顕微鏡と同程度の精度を持っている」と自信をみせる。

一部の強い感染力を持つ細菌・ウイルス類は、医療機関受診時における周囲の患者・医療スタッフに対する二次感染が大きな問題となる。Diagnoz.meは、家庭で識別された細菌データの医師への共有とそれに基づく処方など、一環したシステム構築を積極的に進めている。使い捨てチップは20ドル足らずで販売されるとし、高価な検査や病院受診さえも不要にする可能性を秘めている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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