Vida Healthはこのほど、新たに2500万ドルの資金を調達したことを公表した。これはCOVID-19の拡大に伴うバーチャルヘルスケアへの需要急増に対応するためで、資金は特にメンタルヘルスに関するプラットフォーム強化に充てられるという。
Venture Beatは昨日、Vida Healthの現況について報じている。新型コロナウイルスのパンデミックにより世界は深刻な影響を受け続けるが、ロックダウンと社会的隔離によってバーチャルケアの需要は急速に高まったとしている。実際、3月以降に50万人以上の新規ユーザーを獲得し、プラットフォームがカバーするユーザーは現在140万人を超えるとのこと。
Vida Healthのバーチャルケアプラットフォームでは、糖尿病や高血圧などの慢性疾患に加え、うつ病や不安症状といったメンタルヘルスも対象とする。機械学習を利用して処理された個人データから個別の治療計画を策定し、必要なトレーナーや栄養士、看護師、セラピストなどの専門家と組み合わせることができる。また、VidaアプリはFitbitやApple Watchを含む多くのウェアラブルデバイスとも統合できるため、専門家はユーザーの経時データを詳細に捉え適切なアドバイスにつなげることを可能とした。