医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例医療系AIスタートアップ・ベンチャー企業の動向NVIDIA A100がAWSに登場 - アクセラレーテッドコンピューティングの新たな10年へ

NVIDIA A100がAWSに登場 – アクセラレーテッドコンピューティングの新たな10年へ

Amazon Web Services(AWS)でGPUインスタンスが最初に登場したのは10年前であり、当時はNVIDIA M2050が採用されていた。当時、CUDAベースのアプリケーションがフォーカスしていたのは科学技術シミュレーションの加速で、AIやディープラーニングへの貢献はまだ先のことだった。

NVIDIAは今週、同社によるプレスリリースのなかで、A100 TensorコアGPUを搭載する新しいP4dインスタンスの一般提供を公表した。この次世代インスタンスは、機械学習モデルのトレーニング時間を、デフォルトのFP32精度の場合と比較し、FP16精度で最大3倍、TF32精度で最大6倍短縮するという。また、A100 GPUはMLPerf推論ベンチマークで新記録を樹立しており、CPUと比較して最大237倍高速な性能を示すなど、高度に優れた推論性能も提供する。

ユーザーはAWS UltraClustersにより、Amazon FSxを利用して一度に4,000基を超えるGPUにオンデマンドかつスケーラブルにアクセスすることができ、ハイパフォーマンスコンピューティングへの利用も実現する。現在、このP4dインスタンスは米国の一部地域で利用可能であり、順次エリアが拡大される予定となっている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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