エルピクセル株式会社はこのほど、医用画像解析ソフトウェア「EIRL Brain Segmentation」について指定管理医療機器の製造販売認証を取得し、販売を開始したことを明らかにした。
エルピクセルの25日付プレスリリースによると、本ソフトウェアは頭部CT画像から「頭蓋内の高輝度領域を自動抽出」し、医師に該当領域を明示することができるというもの。脳出血では頭部CT検査によって出血部位や出血量を評価するが、病変部は周囲に比して白く映る(高輝度領域)。この自動化システムは、救急医療の支えとしての利用拡大が見込まれている。
日本の現医療体制において救急科医師も人数の充足をみておらず、2次救急であっても約7割の病院が医師1名での対応を余儀なくされるケースがある(参照資料)。本ソフトウェアの利用が見落としリスクの低減、医師の負担軽減に資することが期待される。
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