医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例疾患予防へのAI活用事例AI活用し、より少ない情報でも乳がんを発見可能に

AI活用し、より少ない情報でも乳がんを発見可能に

米国グーグルの持株会社であるアルファベット(Alphabet)のCFO(最高財務責任者) Ruth Porat氏は、アルファベットが誇るAI(人工知能)を活用することで、より限られた情報でも、転移性乳がんの発見を可能にするブレイクスルー(科学技術などが飛躍的な進歩を遂げること)が実現したことを語った。

CNBCが報じたところによると、Porat氏は、1月22日にスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラムの年次総会内で、AIを活用することで、たとえ少ないデータしか使えなくても、目覚ましい成果を上げることはできると語ったという。AIは、タスク(果たすべき作業)を達成するために、すでに処理した情報を活用することで、一連のパターンを学習するからである。

グーグルが2018年10月に開発したAIは、実に99%の精度で転移性乳がんの有無を判断できたという。このAIは、医療診断の現場において実用可能だと考えられる。そうなれば、医師もより複雑な知識・技術を得ることに時間を充てられるようになるだろう。

The Medical AI Times
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