画像のみから乳がん患者の予後を予測するAIアルゴリズム

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フィンランド・ヘルシンキ大学の研究チームは、乳がんの腫瘍組織画像のみから患者の予後を予測するAIアルゴリズムを開発した。研究成果は学術誌・Breast Cancer Research and Treatmentに収載された。

先週公表されたチームの論文によると、このAIアルゴリズムは、1299名の乳がん患者に対する長期フォローアップデータベースを利用して構築されているという。腫瘍組織の画像単独から、digital risk score(DRS)の高および低の2群に層別し、生存率に対する予測指標としたところ、検証データにおいてもハザード比2以上と有意なリスク分類に成功したとのこと。

患者の既往歴や各種検査結果などの事前情報を排した予測を行うことで、組織画像単独に基づく偏りのない予後情報が得られる可能性がある。想定される利用方法は比較的限定的で、実臨床においては補完的なものとなる可能性が高い。一方で、本研究を通しても深層学習モデルの高い画像識別能力が示された形となり、今後の関連研究にも大きな期待が集まる。

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TOKYO analytica
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1. M.Okamoto MD, MPH, MSc
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。専門はメディカルデータサイエンス。ロンドンでのベンチャーエンジニアを経て、英国内の大学で医療データベース研究に従事。

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防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。