英ロンドンに本拠を置く調査会社Infiniti Research社の調査レポート部門TechNavioは15日、2019年から2023年までの医療AIマーケットのCAGR(年平均成長率)は28%の高水準になるとの推算を公表した。
Rome News-Tribuneの報道によると、特に需要増が見込まれるのは「ウェアラブルデバイスや生体センサーによるデジタルプラットフォームを介したヘルスケアサービス」で、AIやARといった先端技術の導入、ヘルスケア産業における応用解析が進むという。また、製薬業界における薬剤設計へのAI利用、医療専門職の世界的供給不足を背景としたチャットボットやバーチャルアシスタントの利用拡大などが見込まれている。
レポート中には高齢化がAIツールを後押しする可能性も指摘され、高齢者ケアにおけるスマートデバイスやロボティクスの役割が、日常生活介助・転倒予防や早期発見・ヘルスモニタリングなどの点から広がるとしている。