NEC – 大腸内視鏡画像から腫瘍性病変を識別するAIシステム

https://www.nec.com/en/press/202107/global_20210714_03.html

NECはこのほど、従来から開発を進めていた大腸内視鏡画像解析技術を発展させ、「病変の腫瘍性」を判定する機能をAIソフトウェアに実装したことを明らかにした。本機能はCEマーク認証を取得しており、本年から欧州における販売を開始する。

NECが14日明らかにしたところによると、新機能「Cx20」を搭載するのはAI診断支援ソフトウェアである「WISE VISION™ Endoscopy」で、既存の内視鏡機器に接続することで撮影画像からリアルタイムで「病変の腫瘍性」を判定する。大腸がんはその多くが前がん病変である大腸腫瘍性ポリープから発生するため、内視鏡検査において前がん病変を検出・摘除することで、大腸がんへの進行予防を介した予後改善を見込むことができる。

当該技術は国立がん研究センターとのパートナーシップによるもの。「今後も同センターとの共同研究を進め、腫瘍性病変の判定精度向上を狙う」としている。

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1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。