医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例厳選コンテンツThe Medical AI Times 編集部が選ぶ – 2021年 注目記事 Top 10

The Medical AI Times 編集部が選ぶ – 2021年 注目記事 Top 10

「2021年」はCOVID-19の感染状況の推移と、大規模ワクチン接種の進捗状況を神経質に見守る一年となりました。次世代技術の機が熟し、英知が結集した極めて迅速なワクチン開発は、多くの専門家の予想を上回るものでした。あらためて、危機に立ち向かったすべての人々に感謝と敬意を捧げます。

The Medical AI Timesは本年も「医療 × AI」に関心の高い読者の皆さまの支持をいただき、1年を走り切ろうとしています。12月には、第80回日本公衆衛生学会総会において、立教大学大学院人工知能科学研究科・吉川厚特任教授をお招きし、「コンピュータとの対話でどこまで正確に患者情報を把握できるか?」をテーマに、弊メディア副編集長の杉野が座長を務めたセミナーを盛会のもとに終えることができました(TOKYO analytica主催、リリース参照)。参加者の中にはThe Medical AI Timesの読者もいらっしゃり、直接お話する機会が得られたことを嬉しく思います。

編集部の体制は相変わらず少数精鋭・高度内製化を貫いておりますが、来年にかけてさらなる基盤強化を検討しています。来年のことを言えば「鬼が笑う」との言葉もありますし、いわゆるブラックスワンと呼ばれるような想定外の出来事がおきる不確実性の高い外部環境のなかでは、より一層の柔軟さを大切にしていきたいものです。

2021年「医療 x AI」のトレンドに関して、コロナ一色であった2020年とは景色が変わり、アフターコロナ/ウィズコロナを見据えた話題、あるいはコロナによって一時停止していた元来の課題解決に向けて再稼働・軌道修正するものがみられます。

毎年恒例の「1年を振り返るTOP10特集号」をもって2021年は最終記事の配信といたします。本年も誠にありがとうございました。

なお「2019 TOP 10」と「2020 TOP 10」の特集記事についても年末年始の落ち着いた時間にお目通しください。
では、The Medical AI Times編集部が2021年の配信記事から読者の皆様の注目度が高かった話題を10本精選いたします。

No.1

医療AIの最新活用事例とは?医師が解説【2021年版】

医療AIの最新活用事例とは?医師が解説【2021年版】

年間最大アクセスを記録し弊メディアを代表する記事です。編集長の岡本が手がけ、最新の2021年版にアップデートしています。「医療 × AI」「AI × 医療」の検索トレンドで国内有数の地位を占める私たちの仕事の集大成です。2022年版リリースもお待ちください。

No.2

新型コロナとAI:医療AIで新型コロナウイルスに立ち向かう最新テクノロジーまとめ(1月18日公開)

新型コロナとAI:医療AIで新型コロナウイルスに立ち向かう最新テクノロジーまとめ

2020年2月18日から2021年1月14日まで、弊メディアでリリースしたコロナ関連178本の配信記事をまとめたもの。感染症とAIの関わり方を網羅的に俯瞰できる特集となっています。

No.3

スマートスピーカーを利用した心拍モニタリングシステム(3月11日公開)

スマートスピーカーを利用した心拍モニタリングシステム

コロナ後をみすえ「非接触」が重要テーマとなっています。なかでもスマートスピーカーで心拍をモニタリングするという極めて先進的なブレイクスルーには、編集部一同強い衝撃を受け、大きな議論を呼びました。

No.4

投薬自己管理のエラーを防ぐリモートセンシング技術(3月19日公開)

投薬自己管理のエラーを防ぐリモートセンシング技術

「非接触」監視技術は従来、カメラ・映像が中心でしたが、上記の可聴域外音波の技術とはまた別に、無線信号・電波によるリモートセンシング技術が私たちの想像以上の進歩を遂げようとしています。カメラの死角をなくす、あるいは映像というプライバシー情報に配慮できるなどの利点をとなえ、医療監視の新潮流がきています。

No.5

2021年最新「世界の有望AIスタートアップ Top 100」(4月12日公開)

2021年最新「世界の有望AIスタートアップ Top 100」

米CB Insights社による毎年恒例の、AIスタートアップ6,000社以上を対象としてトップ100を選出する調査「AI 100」に関する記事です。同調査はやや米国企業偏重の側面があるものの、ヘルスケア領域は選出企業が最多のカテゴリで、医療AIのトレンドを強く反映しています。業界関係者はチェック必須の人気企画です。

No.6

Amazon Careの激震(3月23日公開)
Amazon Care – 忍び寄る遠隔医療業界の「Xデー」(6月11日公開)

Amazon Careの激震

Amazon Care – 忍び寄る遠隔医療業界の「Xデー」

ITの巨人Amazonが明らかにした独自の遠隔医療サービス「Amazon Care」の話題が読者の注目を集めました。高齢者向け介護のサブスクリプションサービス「Alexa Together」の開始とあわせ、黒船の来航がすぐそこに迫っています。

No.7

メンタルヘルスケアにAIを用いるスタートアップ5選 (6月1日公開)

メンタルヘルスケアにAIを用いるスタートアップ5選

医療AIの利用拡大は、精神科領域に新たな突破口を開こうとしています。言語や睡眠といった精神疾患周辺の重要な評価指標はAI技術と親和性が高く、これからの医療AIの主戦場となることは間違いないでしょう。

No.8

スタンフォード大が展開する「AI研究向け大規模画像リポジトリ」(8月4日公開)

スタンフォード大が展開する「AI研究向け大規模画像リポジトリ」

AI医学研究のためのエコシステム構築として、スタンフォード大学が「注釈つき医療画像データセット」を無償で提供しています。医療データは「公共財」という考えのもとに世界中に開かれたものを目指すポリシーが広まっていくことを期待します。

No.9

米FDA – AI医療機器リストを公開(9月30日公開)

米FDA – AI医療機器リストを公開

AI医療機器開発において米国の規制当局FDAは、開発者・研究者との対話性を大切にし、積極的な情報公開を行っています。FDA自らがまとめて公開した「米国内で合法的に市販されているAI医療機器リスト」については、単なるリストとは呼べない、医療機器開発を促進していくための並々ならぬ熱意が感じられます。

No.10

【立教大学大学院人工知能科学研究科・公式インタビュー 】 傑出したAI人材輩出の拠点へ(2020年6月9日公開)

【立教大学大学院人工知能科学研究科・公式インタビュー 】 傑出したAI人材輩出の拠点へ

公開から1年以上を経過した2020年の記事ですが、いまだに引き合いが強く2021年もロングランとなっているインタビューです。やはりAI人材育成に対する関心の強さが背景にあるのでしょう。本記事の冒頭に紹介しましたが、第80回日本公衆衛生学会総会における吉川厚特任教授によるセミナーを、2021年1月の特集記事として公開予定いたしますので、どうぞご期待下さい。

以上、編集部より「2021年注目記事TOP10」を紹介しました。

皆様のご健勝を祈念しております。
よい新年を迎えられますよう。

 

The Medical AI Times
Deputy Editor:
T. Sugino MD(TOKYO analytica, Ltd.)

TOKYO analyticahttps://tokyoanalytica.com/
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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