独自プラットフォームに複数の画像解析AIを取り込むことで、拡張を続けるAidocはこのほど、3つの州に15の医療センター、1,800名を超える医師を有する大規模ヘルスケアプロバイダー「Novant Health」との提携を公表した。
Aidocは7つのFDA認証済みAIを含む独自プラットフォームを提供することで、急性疾患患者の適切なトリアージを実現する。同社が24日明らかにしたところによると、Novant Healthは、新型コロナウイルス感染症の拡大によってもたらされるリソース制約の中で、「患者の転帰改善」と「救急部における滞在期間短縮」を両立するための積極的な措置を講じており、今回のシステム導入はこれの一環としている。Novant Healthの最高医科学責任者(CMSO)であるEric Eskioglu医師は「肺塞栓や脳卒中など、重要な病態を診断・治療するには一刻を争う。Aidocと提携し、Novant Healthに新たな最先端AI技術を取り込めることを嬉しく思っている」と述べる。
Novant Healthはワークフロー効率と患者転帰の改善を念頭に、多様なデジタル技術の採用に取り組んでいる。「複数のテクノロジーを統合し、コミュニティの医療を改善している」として、College of Healthcare Information Management Executives(CHIME)の「Digital Health Most Wired」プログラムから5年連続で認定を受けるなど、その取り組みへの社会的評価も高い。AidocとNovant Healthが示す新たな成果への期待も多大と言える。
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