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KeyOpinionLeaders.com – 専門家の影響力を視覚化する検索エンジン

医療業界において「Key Opinion Leader(KOL)」と呼ばれる、製薬企業の販売促進などに大きな影響力をもつ立場の医師・専門家がいる。近年では、「インフルエンサー(influencer)」とほぼ同義のビジネス用語として医療以外の領域で用いられるケースがあり、より汎用性が増してきた。ヘルスケア業界のKOLをベンチマークするプラットフォームとして「KeyOpinionLeaders.com」というウェブサイトの無料一般公開が開始された。

KeyOpinionLeaders.comは13日付で、ウェブサイト上での自社技術の公開を発表した。同プラットフォームは、独自AI技術によって「人」と「概念」との関係性を解析し、その評判や権威性をランク付けしている。概念がカバーする範囲として、「疾病」「医療処置」「医療機器」「薬剤」「化合物」「地理」「組織」といったものが挙がる。検索エンジンが出力する結果は、単に文献やその引用数ではなく、より具体的な概念に対する信頼性のレベルを独自に定量したものとなる。検索条件によって、特定領域のエキスパートを見つけることや、人物の評判・権威性を並べて比較することができる。

KeyOpinionLeaders.comのプロジェクトマネージャーであるRobert Perry氏は「この技術を無償で利用可能にすることには、専門家の発信力に関する情報を、ネットにアクセスできる全ての人に届けるという目的がある。これによって競争の場が均等化され、医療の重要な知見が迅速に提供されるようになる」と語っている。身近なキーワード・研究者で検索することで、技術コンセプトを体感してみてほしい。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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