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デジタルヘルスツールの新しい評価フレームワーク

米国内科学会(ACP)、米国遠隔医療学会(ATA)、および医療・健康アプリケーション審査機構(ORCHA)の3団体はこのほど、医療従事者と患者がデジタルヘルスツールについて十分な情報を得た上で意思決定できるようにすることを目的とした、新しい評価フレームワーク発表した

現在、米国では8600万人以上が健康やフィットネスに関連したアプリを継続して使用しているが、ヘルスアプリの分野は「十分な規制を受けていない点」を各団体は指摘している。新しいデジタルヘルス評価フレームワークでは、米国における既存の規制に加え、欧州のISO 82304-2、英国のデジタル技術評価基準およびNICEエビデンス標準フレームワーク、ドイツのDiGAなど、いくつかの主要な国際標準およびフレームワークを用いて、高品質なデジタルヘルス技術の採用を支援することを狙う。また、このフレームワークは、1. データとプライバシー、2. 臨床的有効性と安全性、3. ユーザビリティとアクセシビリティ、4. 技術的セキュリティおよび安定性、という4つの主要なコンポーネントから構成されている。

ATAのCEOであるAnn Mond Johnson氏は、「患者および臨床医が選択できる健康アプリやデバイスは文字通り無数にあるが、我々の目標は、このフレームワークでレビューされた健康・ウェルネスツールは、『米国における品質・プライバシー・臨床的価値の基準を満たしている』という確信を与えることだ」と述べている。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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