Mayo Clinic Platformは5日、ブラジルのHospital Israelita Albert Einstein、イスラエルのSheba Medical Center、カナダのUniversity Health Network(UHN)との新しいグローバルパートナーシップを通じて、医療AIを支援する分散型データネットワークである「Mayo Clinic Platform_Connect」の拡大を発表した。
Mayo Clinic Platform_Connectは、MayoのData Behind Glassアプローチにより、安全なクラウドベースのデータアクセスを提供できるよう設計されている。このモデルでは、Connectのメンバーによる「研究利用を目的とした非識別化臨床データへのアクセス」を保つ一方、データ自体を移動する必要はなく、各医療システムは自身のデータを施設内で安全に保有・管理し続けることができる。本提携は、まず情報連携とアルゴリズムの開発・検証・展開に重点を置いており、疾患治療や予防パターンの分析をサポートすることで、プロアクティブな予防的医療を推進する予定という。
Mayo Clinic Platformで代表を務めるJohn Halamka医師は「医療をグローバルに変革するためには、分散型データネットワークを全ての大陸に拡大する必要がある」とした上で、「プライバシーを保護し、国際的な法律や規制を遵守し、あらゆる言語の知識を取り入れる必要がある。今日、南米、カナダ、中東の3つの一流医療センターが、我々のネットワークに加わった。彼らは、他の地域やシステムにも、我々の世界的な取り組みに参加を促すような刺激を与え、導いてくれるだろう」と話す。
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