「米国一般消費者のAIに対する認識と信頼度」に関する最新の調査結果を、データ分析企業のCarta Healthcare社が発表した。
2023年8月に行われた本調査では、対象となった1,027人の米国消費者の、4人に3人が「医療分野のAIを信頼していない」としていた。さらに、患者の5人に4人が「医療提供者がAIをどう使用しているかを知らない」と回答。また、43%の回答者は自身のAIに関する理解度に限界を認めていた。一方で、米国消費者の中には「AIについてさらに学び理解を深めたい」という意欲も見受けられた。47%が「学ぶことでAIをより信頼できるようになる」と感じており、65%が「医療提供者からAI使用の説明を受ければ安心して利用できる」と回答していた。
Carta HealthcareのCEOであるMatt Hollingsworth氏は「この結果は、AIへの信頼性を向上させるため、ヘルスケア業界がその利点を消費者に啓蒙する必要性を示している。AIが人間の判断に取って代わるものではなく、補助的なツールとして役割を果たしていることを患者が理解できれば、医療分野におけるAI利用は最高の結果に至るだろう」と語った。
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