デジタル聴診器の分野で業界をリードする米Eko Healthは、米食品医薬品局(FDA)認可済みAI診断機能を搭載したデジタル聴診器を開発している。同社の製品は、心房細動・徐脈・頻脈といった心機能異常の自動検出を可能にする。
Ekoは27日、次世代デジタル聴診器「CORE 500」の発売を発表した。CORE 500は、AIソフトウェアの他に、3点誘導心電図、最大40倍の聴診音増幅機能、アクティブノイズキャンセリング、オーディオフィルターモードなどを備えている。最適な音響フィルタリングはバックグラウンドノイズを低減し、より正確な聴診音を得ることを支援する。
米メイヨークリニックの循環器内科医長であるPaul Friedman氏は、「高齢化に伴い心血管疾患が増加する中、CORE 500のような非侵襲的検査ツールは、日常診療を潜在的な疾患のスクリーニング機会に変えることができる。搭載されているツールは臨床医にとってどれも有用で、聴診器上のディスプレイに表示される心電図は、未知の不整脈患者を特定するのにも役立つ」と同製品を支持している。
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