NVIDIA 米国放射線医会と提携へ

NVIDIAは、先週開催されたWorld Medical Innovation Forum内において、米国放射線医会(American College of Radiology)と提携することを公表した。米国内数千の放射線科医が、各施設において独自AIの開発と利用を可能にすることを目指したもので、放射線科領域におけるAI利用は急速に進むことが見込まれる。

NVIDIAが今月8日に公表したところによると、NVIDIA Clara AI toolkitを米国放射線医会の新しいプラットフォーム(ACR AI-LAB)に統合するという。これにより、同会会員や他の放射線医学専門家は、AIアルゴリズムの構築・共有から各施設内での適用・検証までを行えるほか、NVIDIA Clara AI toolkitに含まれている、データアノテーション・トレーニング・適応・フェデレーションなどのためのライブラリを利用することができる。

米国放射線医会のAI-LABは、初期バージョンを5月の年次総会で公開するとのこと。各施設における医療ニーズは大きく異なる。各組織の放射線科医が主導してAI開発を行うことは、効率性の高いソリューションになるとみられ、大きな注目が集まっている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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