2010年代、医療におけるAIの台頭には目を見張るものがあったが、その主たる舞台は画像診断を始めとする放射線医学領域だった。次の10年、AIはロボティクスの技術発達と共にして、手術室の光景を大きく様変わりさせようとしている。
イスラエルに本拠を置く医療AI企業のRSIP Visionは同社のニュースリリースのなかで、「AI駆動の外科ツールはより一般的となり、その安定性と正確性によって、種々の外科処置をより高い成功率へと導くだろう」とするCEO Ron Soferman氏のコメントを明らかにした。RSIP VisionはヘルスケアへのAI利用を加速度的に進めるが、特にロボット外科領域への高い志を隠さない。
AIとコンピュータビジョンテクノロジーの発達は、多くの関連企業をロボット外科領域への参入に駆り立て、その開発競争は熾烈を極めようとしている。
<関連記事>