医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例医療機器へのAI活用事例RSIP Vision - AIとロボティクスが外科治療を変革

RSIP Vision – AIとロボティクスが外科治療を変革

2010年代、医療におけるAIの台頭には目を見張るものがあったが、その主たる舞台は画像診断を始めとする放射線医学領域だった。次の10年、AIはロボティクスの技術発達と共にして、手術室の光景を大きく様変わりさせようとしている。

イスラエルに本拠を置く医療AI企業のRSIP Visionは同社のニュースリリースのなかで、「AI駆動の外科ツールはより一般的となり、その安定性と正確性によって、種々の外科処置をより高い成功率へと導くだろう」とするCEO Ron Soferman氏のコメントを明らかにした。RSIP VisionはヘルスケアへのAI利用を加速度的に進めるが、特にロボット外科領域への高い志を隠さない。

AIとコンピュータビジョンテクノロジーの発達は、多くの関連企業をロボット外科領域への参入に駆り立て、その開発競争は熾烈を極めようとしている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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