ドイツでの有識者懇談会 – AI技術の信頼性向上へ

昨今あらゆる領域でのAI開発と利用が進み、市民からの注目も大きくなっている。そういったなか、「AIに対する信頼を強化するものが何であるか」を正しく捉え、技術の健全発展を狙う取り組みも始まった。

ドイツ連邦議会が定める人工知能研究委員会(AI委員会)は10日、経済や科学領域の専門家、民間団体の有識者に対し、AIに関する懇談会への参加を呼びかける声明を発表した。同委員会は特に、技術の信頼性と透明性・医療データを含む個人情報・データ保護に強い関心を持ち、これらに対するコメントをステークホルダーが自由に投稿できるウェブサイトを用意している。

AIのブラックボックス問題や元データ特性によるバイアスの内在など、技術そのものへの疑問視・危険視も根強く残る。これらを克服することは、先端技術の健全発展には不可欠と言え、各国政府レベルが主導する取り組みも今後増えていくことが予想される。

前の記事Project Gesundheit – Amazonによる風邪の治療法開発計画
次の記事台湾の新型コロナウイルス初期対応に世界的な高評価
TOKYO analytica
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。