中国Neusoft Medical – ケニアへのAI画像診断システム導入

中国Neusoft Medicalは、同社が開発したAI画像診断システムのケニアへの導入を推進している。CT画像から新型コロナウイルス感染も識別できる同システムは、現在ケニア国内37病院で実働する。

Shanghai Dailyが運営するSHINEの報道によると、Neusoft Medicalはケニア国立病院群と提携し、CT撮像機器やAI診断機能を備えたクラウドイメージングシステムなどの導入を進める。同システムでは、放射線科医間の遠隔読影会議も可能とし、ケニア・フランス・アラブ首長国連邦・中国の放射線科専門医による積極的な意見交換が行われている。また、これには中国・武漢の医師たちも参加しており、診断例や治療成功例に関する有益な知見提供もなされているとのこと。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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