医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例医療機器へのAI活用事例メイヨークリニック - AIと患者データを結ぶ新規プラットフォームを発表

メイヨークリニック – AIと患者データを結ぶ新規プラットフォームを発表

日常的に取得される臨床データを解析し有用な知見を導くことは、長らくヘルスケアにおける難題であり希望でもあった。機械学習をベースとするデータサイエンスにおける技術革新は、臨床ビッグデータの有効活用をまさに実現しようとしている。米メイヨークリニックはこのほど、新しいmHealthツールとして「Remote Diagtostic and Management Platform(RDMP)」を発表した。

メイヨークリニックによる公表によると、この新しいプラットフォームでは各種患者デバイスをAIリソースに接続し、医療者による診断など、重要な臨床的意思決定支援を実現するものだという。メイヨークリニックで循環器分野を率いるPaul Friedman医師は「重要なことは症状が現れる前に疾患を検出し、これらイベントの発生を防ぐことだ」とし、例えば心電図など、医療ワークフローに既に統合されている「ユビキタスで安価なポイントオブケア検査」にAIを加えることの重要性を強調する。

メイヨークリニックはこの新規プラットフォームを支え、広域展開を実現するため、新たに2つのデータ解析企業を設立している。クラス最高のアルゴリズムとケアプロトコルの提供を目指し、医療界の巨人は確かな歩みを続けている。

関連記事:

  1. Google – ミネソタ州の新拠点でメイヨークリニックとの連携を強化
  2. その息切れは心不全かCOVID-19か? – 米メイヨークリニックのAI拡張心電図
  3. イノベーションと患者情報の保護 – メイヨークリニックの事例

TOKYO analyticahttps://tokyoanalytica.com/
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
RELATED ARTICLES

最新記事

注目の記事