米疾病予防管理センター(CDC)は19日、公衆衛生の危機に対処するためのデータ利用、モデリング、分析における国家レベルでの能力強化を目的として、Center for Forecasting and Outbreak Analytics(CFA)の設立を明らかにした。
CDCが公表したところによると、CFAの目標は「感染症モデリングと分析により、アウトブレイク対応を改善すること」とし、感染症に関する知見を一般市民に広く提供し、個人の意思決定に役立てるためのプログラムを開発する予定であるという。このプログラムは、気象情報に類したものが想定されており、市民向けの身近な感染症情報となることが期待される。
CDC長官であり、自身も医師であるRochelle P. Walensky氏は、「本センターが発足したことを嬉しく思う。この新しいセンターは、我々が公衆衛生の脅威に備え、対応する方法をいかに近代化しているかを示す一例だ。このグループから、アウトブレイク対応の改善に向けたデータ、モデリング、分析の活用において、今後もイノベーションが続くことを期待している」と述べた。
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