米フロリダ大学医学部は今秋、医療AI特化のPhDプログラムである「Emerging Research Scholars-AI PhD Program」に10名の1期生を迎える。本プログラムは、同大学医学部の戦略計画における、研究領域の目玉とも言える取り組みとなる。
同大学の公表によると、学生らは「医学研究におけるAI」の開発および実装を実践的に習得するとしており、フロリダ大学が誇るAI研究者の指導を受けるほか、工学部助教授のBenjamin Shickel博士が率いるAIブートキャンプに参加するなど、個性的なカリキュラムが設定される。神経科学分野で准教授を務めるSara Burke氏は「このプログラムが素晴らしいのは、完全に学生単位でパーソナライズできることで、他分野の科学者とのコラボレーションを行いながら、医療AIに必要な全範囲を網羅することが可能になる」と述べる。
プログラムの大きな特色として、AIの開発と実装を分けることなく、両者への精通を求めており、効果的な医療AIの開発と速やかな臨床実装を実現する、有為な人材の養成を志している。
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